主な登場人物
お金に目がない金髪ショーガール。
ドロシー・ショー(ジェーン・ラッセル)
ローレライとは性格が正反対の黒髪の親友。
ピギー・ビークマン(チャールズ・コバーン)
ダイヤモンド鉱山を所有する大富豪。
アーニー・マローン(エリオット・リード)
ローレライを追いつめる私立探偵。
ガス エズモンド(トミー・ヌーナン)
お金持ちなローレライの婚約者。
approach ~に近づく
steal 盗む
second base 二塁
attractive 魅力的な
come over やって来る
wonder ~だろうかと思う
show up (人が会などに) 現る, 来る
business 仕事
attend to (用件など)を片付 る。応対する
one of those ああいう人の一人
kind 特定の種類の人
I'm afraid you are
I'm afraid you are the kind who thinks he has to tell a girl how much money he has.
Go whistle up a rope.
= Go away
「消えてちょうだい」という意味で、かなり古い表現。
stand 我慢する
playboy 遊び人, 道楽者
stand
bear; endure; tolerate
that bad それほど悪く
all the time いつでも、 常に
Now that.
「今や・・・だから」の意味。
ex. Now that he has gone, I can no longer see him. (彼は行ってしまったのでもう会えない)
sweet 優しい
acid 意地の悪い
make a mistake 間違いを犯す
put one's foot in it まずいことを言う、 どじを踏む
Now that.
「今や・・・だから」の意味。
- Now that he has gone, I can no longer see him. (彼は行ってしまったのでもう会えない)
not A but BAではなくB
wrong 間違っている
rather それどころか
observing 観察力の鋭い
forgive ~を許す
start all over again 最初からやり直す
promise 約束する
promise
I promise that I won't mention money again. (もうお金のことを話さないと約束するよ) と言いかけたと考えられる。
interruptを妨げる、一時中断する
Piggy and Lorelei return to the table.
jolly 楽しい
light 軽い
on one's feet 立っている状態で
■ super-best
接頭辞 「super-」 には 「(程度が標準より) 上の 超越した」 という意味がある。
ここでは、 「ものすごく上手な」の意味。
flatter お世辞を言う
he would be
= he would be the super-best dancer would は 「~だろう」 の意味。 助動詞のwould は他にも過去の習慣や仮定法と合わせて用いられる。
I just have
=l just have come and joined you.
☐☐may I present
May I present….? で 「・・・を紹介します」という意味で、人を紹介する時の表現。文末にピリオドが使われる場合もある。 少し堅苦しい表現なので、 Let me introduce Mr. A to you. や Meet Mr. A. や I want you to meet Mr. A. の表現が一般的。
■ I'm ever so sure.
I'm sure は文頭・文中・文末のいずれでも使うことができ、「本当に、確かに」という相手を安心させたり相手に強く言ったりするという様々な働きをもつ表現。 ever soは「とても、大変」という意味。 ここでは、 「ピークマン夫人にお会いできて本当に光栄だ」 という意味を強調している。
be proud of... ~を誇りに思う
earrings イヤリング 耳飾り
heirloom 先祖伝来の家財
Been in the family for ages.
the earrings have been in the family.for ages
「ずっと古くから我が家にあるわ」 の意。
for ages は 「長い間」 という意味で、 along time の誇張表現。
look like ~のように見える
You'd never know it.
You'd never know these earrings are very old.
ここでは、ピークマン夫人のイヤリングを褒めている。
look like
like の後ろには名詞がくる。
might ひょっとして〜かもしれない
leave 置き忘れる
afraid to こわくて~できない
tease からかう
anywhere どこかで
Did you ever?
= Did you ever see anything like it anywhere?
hold ~を手に持つ
for a minute
文字通りには 「1分間」 だが、 そこから 「少しの間」 の意味。 同様に類似の表現としてfor a second 「一瞬」がある。
be born 生まれる
other 他の
explanation 説明
must
状況から判断して確かだという強い確信を表す。 何かを決めつける時によく使われる。
like so こういうふうにして
on one's head 頭の上に
You do wear it
do は一般動詞 wear の強調で 「本当に.「やっぱり」の意味。
- I do believe it. (私はそれを本当に信じます)
love finding
「love + ~ing/to ~」 で 「〜することが大好きである」 の意味。
excuse (人)に退席・退出を許す
for dinner 夕飯に備えて
We've got to dress
= we have to dress
poor かわいそうな, 哀れな
fella (...な) 男
■two-to-one
「2対1だな」 の意味。 ここでは、ピークマン夫人とピギーの夫婦間における力関係について言っており、ピークマン夫人がピギーよりも力が上であることを意味している。
she keeps him locked in her closet
「keep + 0 + 過去分詞」で 「Oを~された状態のままにしておく」となる。
grateful ありがたく思う うれしく思う
if she did
「もし~ならば」という現実には起こる可能性が低い出来事に関する仮定を言う仮定法過去。 現在の話をしていても動詞は過去形にする。 ここでは、 「もし彼女がそうしたなら」 の意味。
test ~を試す
■How does it look?
「How + do/does + S + look?」 で 「Sはどうですか?」 という意味で、仕上がりを尋ねる表現。
over dinner 食事をしながら
INT. SHIP GRAND HALL - EVENING - Piggy talks with another man over dinner.
over dinner
前置詞 over には 「~しながら、~を飲み「食べながら」 という意味がある。 上にかがむ姿勢を示すことからこの意味を表す。
something 何か
coalition leader
coalition は 「(党・国家などの一時的) 連合、 合同」 という意味。 ここでは、会社内外の各部門を指すとみなして、 「責任者」とした。
what we need
「what + S + do」 で 「Sが~すること」という意味で、 この what は関係代名詞。
ここでは、「私たちが必要なこと」の意味。
seat 座席
have your seat あなたの席に座る
could she please
「Could S please + V・・・?」 で 「Sが~してもよろしいですか」 という丁寧な依頼の表現。
But of course.
「もちろんですとも」 という意味。 副詞のbut には 「まさに、 絶対に」 という意味がある。 頼みごとに対する 「いいですよ」 という好意的な返答をより強めている。
get sick 病気になる
get sick
「get + 形容詞」 で 「~になる」という状態の変化を表す。
if she rides backwards
ride は 「~に乗って進む」 で、 backwardsは 「後ろ向きに、 逆に」という意味の副詞でbackwardの同意語。 ここでは、 船の進行方向に対して後ろ向きの席に座ることを意味している。
I’m sorry に対する丁寧な返答。
assign ~を割り当てる
■How does it...same table?
「it happens that 節」 で 「偶然~ということである」 となる。
ex. It happened that I met him. (私は偶然彼に出会った)
conceit うぬぼれの強い 思い上がった
How much did it cost you?
costs + 人 + 金額 + toV」 で 「Vするのに人にいくら費用がかかる」 という意味。 「人」 が省略される場合もある。 ここでは、金額の部分を尋ねる疑問文となっている。
- It cost (us) a billion dollars to build the museum (博物館建設に10億ドルかかった)
You'd
You would
ここでの would は、 「ひょっとすると~ かもしれない、たぶん〜でしょう」 という推量を表す。
enjoy 楽しむ
cross 横断する 渡る
ocean 海 大洋 海洋
How many times
How many times・・・? で 「何回・・・ですか?」という回数を尋ねる表現。
cross
ここでは船で米国からフランスへと横断することを指している。
■ ocean
通例 sea より大きな海の意味に用いるが、米語では時に sea の代用としても使われる。
cross
ここでは船で米国からフランスへと横断することを指している。
adore
like や loveよりも意味が強い。 主に女性、特に女子学生に好んで使われる語。
conversation
talk; chat
■ don't you
don't you too?
whisper 小声で話す内緒話をする
try to do ~しようと試みる、努力する
make a good impressionいい印象を作る
Pardon
=1beg your pardon.
ここでは会話をさえぎってしまうことに対する詫び。
Pardon me for
「pardon +0 + for doing 」 で 「Oが~し「たことを許す」の意。 「pardon + O's +doing」 という表現もできる。
ex. Pardon me for being late. = Pardon my being late. (遅れてすみません)
right this way さあこちらへ
Right this way.
人を案内する時に使う表現。
by oneself 一人で
by oneself
=alone
tutor 家庭教師 個人教師
trainer 訓練をする人 トレーナー
having heard so much about you
because I had heard so much about you
「あなたについてたくさん噂を聞いていた「から」の意味。
以前にローレライがピギーに対してお世辞を言うために使った表現を、 ドロシーが予想より遥かに幼いヘンリーに対して使っているコメディ要素の高いセリフ。
I expected you to be much older
「expect + 0 + to do」 で 「Oが~するだろうと思う」 の意味。
good-looking 美しい, 顔だちのよい
old enough to appreciate
「形容詞 + enough (for 0) to do」 で「(Oが) ~するには十分・・・だ」 となる。
- She was kind enough to show me the way. (彼女は親切にも道を教えてくれた)
appreciate は「~を鑑賞する、~のよさを味わう」の意。
quite a trip 本当にいい旅
quite a trip
「quite a ・・・」 で 「ほんとうに (すばらしい) ・・・」 のとなる。
personally 自分としては、私的には
miss ~を欠く, 抜かす
meal 食事
intend to do ~するつもりである, ~しようと思う
look around for ~を捜して辺りを見回す
crowded 混雑した
INT. SHIP BAR NIGHT - Ernie enters the bar with Dorothy and Lorelei. They look around for a table in the crowded room.
place 席
get us some cigarettes
「get + 人 + 物」 で 「人にものを手に入れて[買ってきて] やる」の意味。 ここでは「私たちにタバコを買ってくる」 という意味になる。 cigarette は 「紙巻タバコ」を指し、 日本で一般的に売られているタバコは cigarette である。 tobacco は 「刻みタパコ」を指し、 タバコの葉っぱが紙に巻かれておらずに刻まれた状態でそのまま袋に入っているものを指す。 欧米では、 タバコの値段が高いため、刻みタバコを買って自分で紙で巻いて吸う人がいる。
can't get over ~を信じられない
passenger 乗客
Calling a young boy "mister".
= can't get over that passenger list,which calls a young boy "mister."
本来は前文とつながっており、 that passenger list がどういうものかを説明している。
waste 無駄にする。 (機会を利用し損なう
Europe ヨーロッパ
better いっそのこと
give up 諦める
dear いとしい かわいい
dear
littleやoldを伴って愛情をこめた呼びかけにも用いられる。
like ~のような
tortured 苦難の、複雑でわかりにくい
couch (片ひじ付きの) 寝いす、長いす
ivory palace 象牙の宮殿
lonely 一人ぼっちの孤独な
generally たいてい
burst into tears 急に泣き出す
You idiot ばかだなあ
Very seldom works.
= It very seldom works.
Itは前文の急に泣き出すことを指す。
seldom は 「めったに〜ない」の意。 workは 「(計画・方法などが) うまくいく、 (薬・力などが) 効く」の意。
living 生計 収入 生活費
that kind of そのような種類の
that kind of
名詞で使われる kind には 「種類」 とい意味がある。
clip coupons クーポン券や割引券を切り抜く
similar 似ている
similar 似ている
take an interest in ~に興味を持つ
anyone worthwhile 価値のある誰か
pleased
「be pleased that S + V・・・」 で 「SがVしてうれしい」 という意味。 ここでは、that が省略されている。
- She was pleased that he felt she had been helpful. (彼女は自分が役に立ったと彼が思ってくれているのがうれしかった)
taste センス, 審美眼
hobo 渡り労働者、浮浪者
collector 収集家
room 余地の
hobo
米国で19世紀後半から1930年代の不景気の時代に、仕事を求めて渡り歩いた貧しい労働者を指す。 やや古めかしい語。
room
room には 「部屋」 という意味の他に 「余地・機会・可能性」 という意味があり、数えられない名詞として使われる。ここでは「余地」という意味で使われている。
- Your essay is impressive, but there's room for improvement. (あなたの作文はすばらしいけれどまだ改善の余地がある)
joke 冗談を言う
count on ~を期待する
■ I hope not.
I hope she is not joking.
loyal 誠実な, 誠意のある
the best and...ever had
「the + 最上級 + 名詞 + Shas ever 過去分詞 / Sever 過去形」 で 「Sが~した中で最も・・・」 となる。 ever は 「これまでに」という意味の副詞で、 現在完了と過去形のどちらの時制でも使うことができる。
ex. He was the toughest opponent I ever fought. (彼は私が闘った中で最も手強い対戦相手だった)
Don't worry about ~について心配しないで
be concerned about ~を心配する。 気にかける
moon 月
out 外に
dance 踊る
stroll 散歩する
arm-in-arm 仲良く腕を組んで
EXT. SHIP DECK - NIGHT - Dorothy and Ernie stroll arm-in- arm down the deck.
■arm-in-arm
「体の部位 + 前置詞 + (同じ) 体の部位」で 「〜に触れ合って、 向き合って」という意味になる。 体の部位によって繋ぐ前置詞が変わる。 他に face to face 「向かい合って、対面して」 や shoulder to shoulder 「肩を触れ合って」等の表現がある。
Palm Beach パームビーチ
Bermuda
ノースカロライナ州東の大西洋にあり英国の海外領土。 サンゴ礁の島としては世界の北限に位置しており、 保養地として観光業が盛ん。
フロリダ州南東部の町で、冬季の保養地。シンガー島を中心に華麗な別荘やホテルが並ぶ。
wonder if ~かしらと思う
just ただ~だけ
in public 公然と、人前で
Can't make much of a case out of that.
= They can't make much of a case out of that.
make much of は 「~を重視する。 重んじる」 case は 「実情」 out of ~は 「(~の範囲)を超えて」 の意味。 ここでは、 ローレライとピギーの二人が、 一緒に踊っていること以上の親しい関係にはならないということ。
sound like ~のように思われる
detective 探偵
forget about ~のことを忘れる
get in trouble 厄介ごと・トラブル・面倒なことに巻き込まれる
overboard 船外に、船から水中に
blame ~を責める
fault (誤り落ち度の責任・罪
figure out (考えた末)~を理解する、~が分かる
quite a girl 本当にいい子よ
settle that quarrel けんかに決着をつける
in hurry 急いで
アメリカにおけるブロンドのイメージ
アメリカにおいて 「完璧な美人」の条件、その一つがブロンド(=金髪) だ。 ブロンドであること、 それはアメリカの美しい女性の象徴なのである。 特に若者のあいだでは、 自分の自然な髪色を染めて、ブロンドにするというケースが多くみられる。 そう、ブロンドであることはアメリカ人の憧れである一方、 「美人」 「人気者」になるためには必要な条件でもあるのだ。
ブロンド美人というと、 「苦労せずお金持ちの男性や容姿の良い男性たちを魅了し、 楽に人生を歩んでいける」 というのが挙げられる一般的なイメージではないだろうか。 ブロンドとひとくちに言っても、 実際には色々あり、 白に近い色であるプラチナブロンドから、暗い色のダークブロンド、赤みがかったストロベリーブロンドにまでその種類は様々である。 世界の人口と比較すると数も少ないからか、 金髪女性は羨望の的になる反面、 批判の対象にもなり、 アメリカでは皮肉めいたジョークがしばしば聞かれる。 「ブロンド・ジョーク」 (Blonde Jokes) と呼ばれるジョークは、 金髪を持つあまり賢くない女性に対し、 ユーモアを交え使われている。
例えばこれ。
「ブロンドを飽きさせない方法とは?」
「両面に、「これを裏返してください」 と書かれた紙を渡すだけ」
このように、 アメリカ人の中にはブロンドを特別視しながら憧れる反面、 ブルネット (=焦げ茶のような暗い髪色) と比較し、 「ブロンド=頭が弱い、 お馬鹿」 といったイメージを持っている人もいるという話である (あくまでイメージで、 もちろん事実とは異なるが)。 また、 本当かどうかは別として、ブロンド女性は周りにちゃほやされて育つためだという話まであるそうだ。 実際、 多くのアメリカ映画やドラマでブロンド女性を取り上げた話を扱っている作品があり、ブロンドに対するイメージを掴むことができる。
実は、マリリンモンローも元の髪色はブロンドではないと言われている。 しかし、彼女こそが 「アメリカにおけるブロンド女性の「象徴」といえる。 彼女の数々の作品を通し、 愛らしいブロンド女性のイメージがアメリカ中に定着することとなったのである。 今やアメリカだけでなく世界中から愛される彼女が、20世紀のアメリカで、ブロンドのイメージを普及させることとなった重要な人物の一人であることは確かなのだ。 彼女なくしては、 今のブロンドのイメージはこれほどまでには至らなかったかもしれない。
平野 彩花
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