Master3’s blog

LaTeXやExcelVBAなどの作例集

「僕たちはもう終わりだ」"Gentlemen prefer blondes"『 紳士は金髪がお好き』SCREENPLAY8 対訳 A Girl's Best Friend(最終回)

女の子の一番の友

 

DVD 01:09:46

 

 

主な登場人物

 

ローレライ リー(マリリン・モンロー)

お金に目がない金髪ショーガール

 

ドロシー・ショー(ジェーン・ラッセル)

ローレライとは性格が正反対の黒髪の親友。

 

ピギー・ビークマン(チャールズ・コバーン)

ダイヤモンド鉱山を所有する大富豪。

 

アーニー・マローン(エリオット・リード)

ローレライを追いつめる私立探偵。

 

ガス エズモンド(トミー・ヌーナン)

お金持ちなローレライの婚約者。

 

 

turn around 振り向く、 回転する

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bright 明るい

surrounded by ~に囲まれて

suit スーツ. 背広

whack ~を強く打つ

fan うちわ、扇 扇子

 

whack

「~を強く打つ」という意味で、 whack someone on the head とすると 「(人) の頭を打つ」という意味になる。 whack を名詞で用いて give a whack としても、「(鋭い音を響かせて) ~を強くたたく」 という意味。

  1. He gave the wall a whack. (彼は壁を強くたたいた)

 

Gus sits at a table in the theater. He is surprised when he sees Lorelei turn around on stage wearing a bright pink dress surrounded by men in suits. She whacks a man on the face with her fan.

 

LORELEI : No!

LORELEI: No... no, no, no, no, no, no, no!

LORELEI : No... no!

No, no, no, no, no, no, no!

No! No!

No, no, no, no, no, no, no!

No!

 

glad

「うれしい」 の意味だが、 happy ほどうれしさの度合いが高くないと言える。 またglad は一時的なうれしい感情であるのに対し、happy の方が持続的な幸福感を含意する。

delight 大喜びする

duel 決闘

prefer ~を好む

prefer

「・・・より) ~を好む」と比較の対象を含んでおり、この文脈では「喜んで恋のために死ぬフランス人より」 が暗にそれとわかる。 明示する場合は to を用いて表す。

ex. I prefer playing sports to watching them. (私はスポーツを見るよりもブレーするのが好きだ)

 

quite 非常に、かなり

continental ヨーロッパ風の

continental

continent が 「大陸」 であり、その形容詞なので 「大陸の」 が文字通りの意味である。 当時の米国人にとって 「大陸 =ヨーロッパ」 を表し、この文脈では「伝統的な、格式高い」 などの意味が暗に含まれていると言える。

grand すてきな,すばらしい

automat 自動販売式食堂

automat

主に1930年代に米国で流行した食堂の形態。 料理はガラス張りのケースの中に入っており、スロットにコインを入れると自由に取り出せる。 取り出した料理は自分でテーブルに運び食べた後は busboy または busgirl が片づけてくれる。

charm 魅力

in the end 最後に、 結局は

in the end

  1. They got divorced in the end. (彼らは結局離婚した

 

square 正方形

pear 洋なし

shape 形作る, 形

Tiffany's 1837年に米国で創業され、 現在は世界的に有名な宝飾品および銀製品のプランドとなった。 会社の正式名称は Tiffany &Co である。

Cartier フランスのジュエリー・高級時計ブランド。 [Jeweller of kings, king of jewellers E 宝石商、 宝石商の王」 と言われる名門プランドである。

■Black, Starr, Frost, Gorham 19世紀の米国の宝石商たち。 スターとフロストがブラックのジュエリー・メゾンに加わり、 1876 年に 「プラック・スター&「フロスト社」と社名を改めた。

there may come a time when~時が来るかもしれない

lass (スコットランド) 若い女、少女

lawyer 弁護士

or elseさもないと

no dice (米) 拒否。 おことわりだ

 

■ ice

­=diamond

guy 男 やつ

stock 株

beware 用心する

 

descend

=decrease

louse いやなやつ。 ろくでなし

spouse 配偶者

louse

「しらみ」 の意味では複数形がlice になる。

「ろくでなし」 の意味では複数形がlousesになる。

hear of ~のことを耳にする

affair 情事 不倫

strictly 全く.厳格に

platonic 友愛的な

platonic

文字通りには古代ギリシャの哲学者「プラトン」の形容詞 「プラトンの」という

だが、プラトンイデア論に絡めて「精神的な友愛的な」という意味を表すようになった。 この意味のときに頭文字は小字で表す。 とりわけ恋愛に関して用いられるときは「肉体関係がない」を意味する。

liaisonic (男女間の) 私通の、密通の

liaisonic

フランス語の 「連結」という意味の単語が語源。 名詞 liaison は広く使われるが形容詞 liaisonic は非標準的で、 辞書などにも載っておらず、 造語に近いと考えられる。

 

bet 選択すべき方策 手だて、意見, 賭け

baguette 細長いフランスパン、バゲット

baguette

「小さいペットが大きなフランスパンを得る」 という裕福になることのたとえだが、pets と baguettes で韻を踏んでいる。さらに baguette には 「長方形カットの宝石」という意味もあり、 ダイヤモンドを連想させられる。 言葉遊びに富んだ1行である。

 

roll on 過ぎ去る

gone 失われて去って

straighten up 体をまっすぐにする, ピシッとする

bend 腰をかがめる, 曲がる

stiff 硬直した.凝り固まった

back 背中 腰

knee

stand straight まっすぐ立つ

rhinestone ラインストーン

rhinestone

ファセット・カットされた水晶、ガラスまたはアクリル樹脂製のダイヤモンド類似石を指す。 模造宝石の一種で、 今日では裏面に金属を真空蒸着したものが一般的である。

"Diamonds Are a Girl's Best Friend"

 

 主題歌や劇中歌等の音楽が映画に与える影響は大きい。 映画の名前を聞いて、ストーリーよりも出演者よりもまず先に音楽を思い浮かべる、という人も少なくない。 この映画においても、ローレライとドロシーが時にセクシーに、時にユーモアたっぷりに、そして時にしっとりと歌い上げる歌がストーリーを盛り上げてくれている。

 私達を最も魅了する歌の一つは、マリリンモンロー演じるローレライがパリのナイトクラブで歌う “Diamonds Are a Girl's BestFriend" であろう。 作詞レオ・ロビン、 作曲ジュールスタインのこの歌は、 1949年に上演されたミュージカルからそのまま引き継がれた歌の一つであり、その時のローレライ役であったキャロル・チャニングによって初めて歌われた。 しかし、 現在では、 赤で彩られた豪華なステージで歌うモンローの姿がより印象的となり、 モンローの代表曲の一つとして認識されている。 この歌には2つの魅力がある。 一つはモンローの劇中でのパフォーマンスである。 鮮やかなピンクのドレスを着たローレライが、 黒いスーツで正装した大勢の紳士に囲まれ、 時に彼らをもて遊ぶかのように従えながら艶やかに歌う。 ローレライが醸し出す男性を惹きつける妖艶さ、 放ってはおけないと思わせるようなお茶目さや可愛らしさが彼女のパフォーマンスの中に多分に表れている。この鮮烈な歌唱場面は、他の映画でも再現されたり有名アーティストにカバーされているほどである。 マドンナのミュージックビデオ 『マテリアル・ガール』 では、モンローに扮したマドンナが、 あの場面と同じ真紅のステージ上でローレライと同じピンクの衣装を着て歌っている。

 2つ目の魅力は何といってもその歌詞である。 『フランス人は喜んで恋のために死ぬ決闘する中で喜ぶ しかし私は高価な宝石に生き高価な宝石をくれる男が好き・・・ (中略)・・・・ダイヤモンドが女の一番の親友よ キスも素敵かもしれないが キスは家賃を払えない』 ローレライの恋愛観そのものである。 この 「 愛よりもお金が大事」 という大抵は大きな声では言い難い恋愛観が、 大胆且つコミカルにこの歌詞に表現されている。 そして、チャーミングなローレライの踊りとセクシーな歌声により、 男性にとっては耳の痛くなるような歌詞が何の嫌味もなくむしろ爽快に聞こえるのである。

 アメリカン・フィルム・インスティチュートという機関が2004年に発表した 『アメリカ映画主題歌ベスト100』 において、 12位に名を連ねたこの歌。 愛おしい表情で歌い踊るローレライの姿と大胆な歌詞が、 この映画の見所の一つでもあることは間違いない。

 

柳美帆

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Lorelei returns to the dressing room.

 

number 曲

grim 険しい

 

How did Gus like your number?

「How do you like・・・」 で好みを尋ねて、「~をどのように料理することをお望みですか?」 の意味があるが、ここでは、 感想を尋ねて、 「~を気に入りましたか? ~をどう思いますか?」の意味。

 

kind of

「ちょっと、やや」 の意味。 断定するのを避け表現を和らげるために使う。

 

Hand me my...you please?

=Will you please hand me my hat there?

Will you please・・・? で 「〜していただけますか?」という依頼の意味。 相手に「意志」 があるかどうかを尋ねる表現である。

Can you please・・・? も依頼の意味を持つが、より親しい間で使うくだけた表現である。 「hand me +O」 で 「私に~を取って」という意味。

 

I really do love him

do は一般動詞 love を強調するために使われる。 過去のことを強調したい場合はdid love him. と表現する。

 

■ You do?

do love him と捉えることができ、 Do you love him? と似た意味合いである。

 

millionaire 百万長者, 大金持ち,大富豪

disposition 気質 素質

disposition

nature; character; personality

 

win an argument 議論に勝つ

How can I help loving a man like that?

help はここでは avoid 「~を避ける」やstop 「止める」 の意味で、直訳すると「私はどのようにしてそのような男を愛することを避け (止め) られるだろうか?」となり、彼を深く愛していることが伝わる表現

 

let's don't do 〜するのはやめよう

■ let's don't do

「~するのはやめよう」 の意で、米国の口語的な表現。 一般的には 「Let's not do」である。

 

ferret

フェレット。 イタチ科の動物で、 ネズミやウサギを狩るために家畜化されていることが多いことから、 ここでは、 「(執拗に)探索 捜索する人」の意味。

warrant for someone's arrest

~に対する逮捕状

hurt someone's business

~のビジネスに悪影響を及ぼす

 

It will...all the newspapers

get in で 「入る」という意味。 「全ての新聞に入る」 とは、 「全ての新聞で取り上げられる」 ということだと考えられる。

give it back それを返す

admit ~を認める

strange 未知の不慣れな

prove 証明する

strange

フランスは、 米国人のローレライには未知の国であるということ。

ex. Don't forget now you are in a strange city. (見知らぬ街にいるということを忘れるな

Bastille 「牢獄」 の意味であるが、 Bastille のように大文字で表されると、「バスティーユ監「獄」 の意味。 パスティーユ監獄は、 1789年7月14日 フランス革命の際に、民衆が破壊した。 ちなみに、 7月14日はBastille Day (パリ祭、 フランス革命記念日) である。

fair 公平な, 公正な

of course not 当然違う

gone 消失した

give a boost 押し上げる, 後押しする, 力添えする

best chance 絶好のチャンス

 

■boost me any....than you can

「any + 比較級」 の any は 「少しも」の意味であり、直訳すると 「彼はあなたより少しも高く私を押し上げることができない」となる。 ちなみに 「boost ~ high」 は 「help~ very much」 の比喩的な表現としても使える。

  1. He doesn't know any more than I do. (彼は私が知っている以上のことは知らない)

just a minute ちょっと待って

either   A or B AかそれともB

 

hock

=pawn

「~を質に入れる」

how much いくら,どのくらい

cost (お金・費用等がかかる

 

at least

「~を下らない、 最少に見ても」 の意味。

least は little の最上級であり、 形容詞で「〜の度合いが最も少ない 低い」 副詞で「最も少なく」 の意味を表す。

  1. It will take at least 10 days to complete. (完成させるには少なくとも10日はかかるでしょう )

☐☐gendarme

憲兵

 

take care of

「~の世話をする」 の意味もあるが、ここでは「~を引き受ける ~に対処する」 の意味。

not the only one 唯一の人で

hidden talent 隠れた才能

■Coming!

= I'm coming!

「今(そちらに) 行きます!」

英語では、 相手のところへ行くときはcome を使う。 日本語につられて I'm going! とすると、 相手から離れてしまうイメージがある。

  1. Dinner is ready.Coming! (「夕食ができたよ」 - 「今行く!」)

through (関係などが)終わりの

 

make up one's mind

decide

直訳すると 「心を作り上げる」ことであり、 要は 「決心する」 ということ。

kiss A goodbye ~にさよならのキスをする

 

■ Very well.

「いいだろう、 かしこまりました。」

命令や依頼に対して承諾する表現。

in front of ~の前に

advise someone of

(人)に~について知らせる。

 

arriving flight到着便

INT. AIRPORT - NIGHT - A WOMAN advises Ernie of the arriving flight.

until ~まで

 

customs

「税関手続き」 複数のsがついているが通例単数扱いである。 ちなみに、単数形の custom には、 「習わし 習慣」 の意味がある。

■Have a nice trip?

Did you have a nice trip?

girl 少女, (未婚の) 女性

 

café

「キャバレー、 酒場、 喫茶店

 

where

関係副詞として使われ、 場所を表す。 ここでは、 café がどのような場所なのか後ろから説明が加えられている。

explicitly はっきりと

can't 〜することができない

be left alone 放っておかれる

blonde 金髪の

man-trap 魅惑的な女

night court 夜間法廷

explain 説明する

I beg your pardon

beg には「懇願する、請い願う」 という意味があり、文字通りの意味は「私はあなたの許しを請う」 である。「何とおっしゃいましたか?」 と、 聞き取れなかったときに使うことが多いが、 「すみません」 という意味合いで使うこともあり、ここでは後者である。

hear 伝え聞く

What'd

What did の短縮形

in such a rush そんなに急いで

chap 人 男

chap =person; man

■You're sure ?

= Are you sure?

「本当ですか? 確かですか?」と確かめる表現。

know where to find 〜がどこで見つかるかを承知している

have no choice (~する以外に)道がない。 選択肢がない

She'll understand if...my wife

「if she knew my wife」 には動詞の過去形、つまり仮定法過去が使われており、「彼女は私の妻を知らないが) もし知っているならば」と、現在の事実に反する仮定を表している。 通常は wouldやcouldを用いて、 「She would understand」 とし、「彼女は理解するだろうに (実際には、 私の妻を知らないので理解できない)」となるが、ここでは She'll = She will) というイレギュラーな仮定法が使われている。

make up 埋め合わせをする

great favor 恩情はからい.特別な好意

 

awfully

「とても、ひどく」 の意味。 very の砕けた表現。

take someone to do ~しに(人)を連れて行く

ティアラの歴史

 

  華やかなシーンが満載のこの映画で、ひときわ輝くダイヤモンドのティアラ。 ローレライが一目惚れし、 ビークマン卿夫人に返した後も余韻に浸るシーンは、共感できる方も多いのではないだろうか。後に、その所有権を巡って裁判沙汰へと発展することになるティアラは、彼女たちを虜にする遥か以前から、世界中で重要な役割を担ってきた。

 ティアラの歴史は紀元前にまで遡り、 古代エジプトで、敬意を払うために死者の頭上に冠を載せて埋葬したのが始まりと言われている。西アジアでは、アッシリア王が王専用のティアラを被る様子が浮彫に残っていたり、ペルシャの銀貨の王像に冠が見られたりすることから、 権力との強い繋がりが伺える。 また、今日のオリンピックなどで勝者に葉冠や花冠が贈られるのは、 古代ギリシャの神話にてくる月桂樹やオリーブといった聖樹が、 特定の神々に捧げられていたことと深く関係しているようだ。 そして、 古代ローマでは、権威を示すために皇帝がティアラを着用していた。 そもそも、ティアラの語源は 「ターバンのようなもの」を意味するギリシャ語の「tràpa (ティアラ)」が、ラテン語の「ヘッドドレス (=頭飾り、 被り物)」 を意味する 「tiara」 に転訛したもので、16世紀には 「ペルシャ王や貴族のヘッドドレス」 を意味したという。そもそも、ティアラの語源は 「ターバンのようなもの」を意味するギリシャ語の「tràpa (ティアラ)」が、ラテン語の「ヘッドドレス (=頭飾り、 被り物)」 を意味する 「tiara」 に転訛したもので、16世紀には 「ペルシャ王や貴族のヘッドドレス」 を意味したという。それが、現代のように、 「女性が身に着ける、 宝石で飾られた装飾用の冠」 といった意味合いを持つに至ったのは、 ある人物の影響からだ。

 様々なヘッドドレスの流行に伴い、 暫くの間ティアラは姿を消していたが、 19世紀初頭、 ナポレオン一世の戴冠式で再登場した。当時の宮廷画家ダヴィッドの大作「ナポレオンの戴冠式」にまつわる話の興味深さもさることながら、 100名を超す女性全員が豪華なティアラと共に描かれている様は印象的だろう。 絵の中で、 ナポレオン自身は金の月桂樹の冠を被り、皇后ジョゼフィーヌに戴冠しようとしている。 彼はティアラが権威の象徴となることを信じて、 人目を引くようにとダイヤモンドを使用し、 公の場ではティアラを身に着けるよう宮廷の女性たちに命じたようだ。

 その影響で、 イギリスにおけるヴィクトリア女王戴冠式でも、女性貴族がティアラを着用したという。 この頃から、ヨーロッパにおけるジュエリー文化が華やぎ、 各国の王侯貴族の間では、古代のそれとは多少異なる、 ティアラの人気が再燃した。

 20世紀に入り、 着用シーンが次第に広がるのだが、思いのほか奥が深いティアラ。この映画のキーアイテムの一つとなるのも頷けるはずだ。

 

高田 陽子

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本稿はここまで。映画の続きはご自身でお確かめください!

www.youtube.com

 

INT.COURT - NIGHT - The PROSECUTOR explains the case to the JUDGE.

キャスト

 

Marilyn Monroe/マリリン・モンロー

1926年6月1日カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ、 1962年8月5日没。 生まれる前に父親は蒸発、母親は精神病を患い入退院を繰り返していたため、 孤児院や里親の下を転々とする幼少期を過ごす。 偶然雑誌に掲載された写真が話題となりモデル活動を開始。1954年に2人目の夫、 ジョー・ディマジオとの新婚旅行で来日。 『七年目の浮気 (1955)どのヒット作によりセックスシンボルとしてのイメージが定着するが、演技力でも評価を得るべく演劇を一から学び直し、 『 バス停留所 』(1956) で望みどおりの賞賛を得る。 華やかな成功の裏で常に精神不安に苛まれていた彼女は、36歳の若さで急逝する。

 

Jane Russell/ジェーン・ラッセ

1921年6月21日ミネソタ州ベミジ生まれ、2011年2月28日没。 「アビエイター』(2004) のモデルとしても有名な実業家、ハワード・ヒューズ監督の目に留まりヒロインに抜擢された 『ならず者』 (1943) は、 扇情的なシーンが検閲に引っかかり問題となるが、それが反って話題となり大ヒットとなった。 順調にグラマー女優としての揺るぎない地位を確立し、『紳士はブルーネット娘と結婚する』(1955) 以降は実力派としても評価されるようになる。 芯の強い女性で、臆することなく政治的意見を発し、 国際的な養子縁組支援、 中絶反対運動も熱心に行うなど、 敬虔なクリスチャンとしての信念を貫いた人であった。

 

Charles Coburn/チャールズ・コバーン

1877年6月19日ジョージア州メーコン生まれ、1961年8月30日没。 トレードマークの片眼鏡は伊達ではなく実用的な理由で愛用していた。 最初の妻とともに舞台ひとすじの俳優として幾多のショーに出演し、彼女の死後、 ハリウッドからのオファーをようやく引き受け、 61歳で銀幕デビュー。 『The More the Merrier』 (1943) 第16回アカデミー賞助演男優賞を受賞。 亡くなる一週間前まで舞台に立ち、 生涯現役として活躍し続けた。

 

Elliott Reid / エリオット・リード

1920年1月16日ニューヨーク生まれ、 2013年6月21日没。 10代の頃からラジオアナウンサーとして活躍。 1937年にオーソン・ウェルズ主宰の劇団員として初舞台を踏む。 演技以外も多才で、ウィットにとんだ政治批判が評判となりトーク番組にレギュラー出演したり、 十八番のケネディ大統領の物まねを本人の前で披露したときなどは、大統領も大変ご満悦であったとか。 主な出演作は『風の遺産』 (1960) など。

 

Tommy Noonan /トミー・ヌーナン

1921年4月29日ワシントン州ベリンガム生まれ、 1968年4月24日没。 映画や舞台での活躍を続ける一方、 当時歌手・俳優として活動していたピーター・マーシャルと結成したコメディコンビでも人気を博すようになる。 間抜けで憎めないローレライの婚約者を演じた本作は、『スタア誕生』 (1954) と並んで彼のキャリアにおいて最も高い評価を受けた作品のひとつとなった。

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