イギリス男子に夢中
DVD 01:23:30
make a big performance of大袈裟に~を披露する
performance 演奏 演技 (英)みっともない行為
farewell 別れの挨拶
knob (英卑) 陰茎 ノブ 握り
COLIN
: America, watch out!
: Here comes Colin Frissell.
: And he's got a big knob
make a big peformance of
=exaggerate; overdo
performance
コリンは、 恥かし気もなく下品な言葉を叫び、遂には歌ってしまう。 メロディーはクリスマスキャロルの "Good King Wenceslas" の最初の一節のように聞こえる。
コリン
: アメリカよ、気をつけろ!
コリン・フリッセルがやってくるぞ。
ビッグなチンポコ付いてるぜ。
Milwaukee o
bar バー
COLIN
: Take me to a bar.
DRIVER
: What kind of bar?
COLIN
: Just any bar.
: Just your average American bar.
Milwaukee
米国ウイスコンシン州にあり、シュリッツ、ミラーなどビールの醸造工場がある。 北緯45度を繋いだ世界3大ビール産地 (サッポロ、ミュンヘン, ミルウォーキー) の1つとして日本でも知られている。 また、ハーレーダビッドソンの本社 博物館もある。
bar
コリンは [ba:] と語尾の[r] を響かせていないが、米国人の運転手は [ba:r]と[r]を響かせている。 母音の後の [r] の発音の仕方で英米語の違いがよく分かる場面。
屋外/屋内 タクシー一夜コリンはミルウォーキー空港から歩いて出てくると雪で覆われたタクシーに乗り込む。
コリン
バーに連れて行ってくれ
運転手
どんなバー?
コリン
:どんなバーでも。
普通のアメリカのバーがいい。
barman (英)バーテンダー
Can I help you
Budweiser バドワイザー ②
king of beers
BARMAN : Can I help you?
COLIN
: Yes. I'd like a Budweiser, please.
: King of beers.
barman
=(米) bartender; bar attendant
I Can I help you?
店で店員が客に「何かお探しですか」と、レストランなどで 「ご注文は何になさいますか」と声をかける時の決まり文句の1つ。
Budweiser
ビールの名産地として有名なチェコのBöhmisch Budweis (ペーミッシュ・プトヴァイス) にちなんで名付けられた。
本社はミズーリ州のセントルイス。 コリンが訪れたミルウォーキーにはパドワイザーのライバル社 Miller (ミラー)の本社がある。
king of beers
Budweiser のキャッチコピー。 ラベルにも書かれている。
バーテンダー: ご注文は?
コリン
ああ バドワイザーをお願いします。
ビールの王様を。
overhear 漏れ聞く、 偶然耳にする
Bud Budweiser
coming up
Are you from England
BARMAN : One Bud coming up.
STACEY : Oh, my God.
: Are you from England?
COLIN
: Yes.
STACEY
: Oh... that is so cute.
: Hi, I'm Stacey.
: Jeannie?
coming up
飲食店などで注文を受けた時の「すぐにお持ちいたします」 「かしこまりました」の意味の店員のややくだけた対応表現。
Are you from England?
コリンがイギリス人だと気付いたのは、まず、Budweiserの発音。 (badwaizo]と最後の[]が響かず、 beer も同様に[ba] と聞こえたから。これも bar のように母音の後の[r] の発音の違いである。
バーテンダー: バド一杯、はいただいま。
ステイシー:あら、 驚いた。
イギリスから来たの?
コリン
ああ。
ステイシー : まあ・・・ かわいい。
ハイ、ステイシーよ。
ジーニー?
yep うん そうさ p.23
Basildon バジルドン
Oh o
wait till ~をお楽しみに~したら驚くよ
be crazy about ~に夢中である,~に目がない
JEANNIE : Yeah?
STACEY
: This is...
COLIN
: Colin. Frissell.
JEANNIE : Cute name.
: Jeannie.
STACEY
: He's from England.
COLIN
: Yep. Basildon.
JEANNIE : Oh.
STACEY : Oh.
JEANNIE : Wait till Carol-Anne gets here.
: She's crazy about English guys.
STACEY
: Uh-huh.
Basildon
英国イングランド南部のエセックスに位置する都市。 都市集中化を緩和するためのニュータウン政策によって再開発された都市の1つ。 Cockney (コックニー: 0ンドンのイーストエンドに生まれ育った労働者階級の人々と彼らの話す英語)も移ってきた。 セントラル・ロンドンへは電車で40分前後で通勤圏内。 若い世代はエセックス・ボーイズともよばれ、RP: Received Pronunciation (上流階級の英語)とコックニーの中間とも言える Estuary English (河口域英語: ロンドンとテムズ川河口域で使われる比較的新しい英語) を話すようになった。 ファッションやライフスタイルの発信源としても注目されている。 最近ではブレア元首相やロイヤル ファミリーも EEを取り入れて話す傾向がある。
Oh
彼女たちは、 コリンの発音 (英)[bazaldon]の[a] に反応したと思われる。 (米) では [beizaldon] となりaを[ci] と発音する。
ジーニー
何?
ステイシー こちらは...
コリン
コリン。 フリッセル。
ジーニー
:かわいい名前。
ジーニーよ。
ステイシー :彼、 イギリスから来たのよ。
コリン :そう。 バジルドン。
ジーニー
まあ。
ステイシー
あら。
ジーニー
: キャロル・アンが来たら驚くわよ。
: 彼女、 イギリスの男の子に夢中なのよ。
ステイシー:そう、そう。
come meet o
step aside 1歩脇によける
This one is on me
gorgeous (人が) 美形で, 魅力的なものが) 素晴らしい, 豪華な
bottle 瓶
straw ストロー
table テーブル
CAROL-ANNE: Hey, girls.
JEANNIE: Carol-Anne, come meet Colin.
: He's from England.
CAROL-ANNE: Well, step aside, ladies.
: This one's on me.
: Hey, gorgeous.
STACEY
: That is so funny!
: What, what do you call that?
COLIN
: Er, bottle.
3 GIRLS
: "Bottle."
CAROL-ANNE: What about this?
COLIN
: Er, straw.
3 GIRLS : "Straw."
JEANNIE : What about this?
COLIN
: Table.
JEANNIE: Table. It's the same.
STACEY : Oh, it's the same.
CAROL-ANNE: Where are you staying?
COLIN : I don't actually know.
come meet
= come and meet
This one is on me
this one は 「この男 [人] on me は「私に属する」 といった意味合いを持つ。 また、会話において on 人で「人のおごり 〔費用〕 で」 の意味でもよく使われる。
- It's [This one is] on me. 「それこれ〕 は私のおごりよ)
bottle
(英) [bit(s)l) (米) [bá ()() l] まず、0 の音を (英) では [3] (米) では [a]と発音。 更に (英) では [t]の音をはっきり発音するが、 (米) では、 母音に挟まれた強勢のない音節の [t] はラ行やダ行に近い音[t] に変化する。 「パドゥ」のように聞こえる。 ここでは、 子音の違いも顕著である。
straw
(英) [stro:] (米) [strD:] 母音を(英) では [3] であるが、 (米) ではもう少し口を開いて [D:] と発音する。
table
(英) (米) [terb (3) l)。
キャロル・アン
ハイ、みんな。
ジーニー
キャロル・アン、コリンを紹介するわ。
彼、 イギリスから来たのよ。
キャロル・アンじゃあ、どいててね、みんな。
この子は私のものよ。
こんにちは、 色男さん。
ステイシー :それ、めちゃめちゃ面白い!
それは何て呼ぶの?
コリン
えっと、 ボトル。
女3人
: 「ボトル」。
キャロル・アン:これはどう?
コリン
えっと、ストロー。
女3人
「ストロー」。
ジーニー
これは?
コリン
テーブル。
ジーニー : テーブル。 一緒だ。
ステイシー:あら、 一緒なんだ。
キャロル・アン どこに泊まってるの?
コリン
: 実はわからないだ。
Iguess ~と思う。 〜だろう
check into (ホテルに) チェックインする
motel モーテル
that is so cute
pushy 厚かましい 強引な
cos ~なので、~だから
inconvenience 不都合、不便,迷惑
Hell, no とんでもない まさか
couch カウチソファー
sweaty 汗だくの 暑い
and stuff ~やら何やら→p.57
can't afford ~を買う余裕がない
pajamas (米) パジャマ ②
the thing (is) 問題は...だ
"the sexy one" o
COLIN
: I guess I'll just check into a motel like they do in the movies.
STACEY : Oh, my God. Oh, my God, that is so cute.
JEANNIE: No, no, no, listen.
: This may be a bit pushy cos we just met you but... why don't you come back and sleep at our place?
CAROL-ANNE: Yeah.
STACEY
: Yeah.
COLIN : Well, I mean, you know, if it's not too much of an inconvenience.
CAROL-ANNE: Hell, no!
: But there's one problem.
COLIN
: What?
JEANNIE : Well, we're not the richest of girls, you know.
: So we just have a little bed and no couch.
: So you'd have to share with all three of us.
CAROL-ANNE: And on this cold, cold night it's gonna be crowded and sweaty and stuff.
COLIN
: Yeah.
STACEY : And we can't even afford pajamas.
COLIN
: No?
JEANNIE : Which means... we would be naked.
COLIN
: No, no, I think it'd be fine.
3 GIRLS : Great.
CAROL-ANNE: Erm... The thing that's gonna make it more crowded... Harriet.
: You haven't met Harriet.
COLIN
: There's a fourth one?
3 GIRLS
: Yeah.
STACEY
: Don't worry. You're totally gonna like her cos she is "the sexy one."
COLIN
: Really? Wow.
3 GIRLS : Yeah.
check into
「ホテルやモーテルなどの宿泊施設にチェックインする」のほか、 「病院に入院する」 の意味も。
motel
街の中心部 交通機関や観光地の便利なところに位置するhotelと違って、 motor+ hotel を合わせてできた合成語の motelは、 郊外にある、 車で到来する個人、家族連れや営業マン向きの宿泊施設。 主に一階建ての連接アパートの形で、台所など家並みの設備が付いている。
that is so cute
ステイシーの反応からも分かるように、コリンの know と motel の発音も米語と異なる。 know は (英) [nau] (米)[noul] motel は (英) [ma'tel).(米) [moutél] と、 母音の発音が異なる。 (英) はあまり口を開かずに 「エウ」と発音 「エ」は弱く曖昧な「エ」。 (米) ははっきりと 「オウ」と発音。
COS
= coz; 'cause; because
Hell, no!
hell は強意を表す。
通例、 低い背で、 一方または両端にひじのついた長椅子。
I pajamas
= (米) jarmies; pj's
= (英) pyjamas
- pajama party = slumber party 米国では、子供たちがよく友達の家に泊まって (sleep over) 誕生会などのパーティーをする。
■ the thing (is)
「問題は・・・だ」 「大事なのは・・・だ」 「実をいうと・・・だ」など、話し言葉でよく用いられる。
"the sexy one"
映像では、 ステイシーが両手で.""(double quotation marks) のジェスチャーをしている。 これは air quotesといい、 口頭で強調したり引用したりする場合に引用符を真似て用いる。
コリン
映画でみんながやってるように、 モーテルにでもチェックインしようかな。
ステイシー
:もう、大変。ああ、どうしよう、可愛いんだから。
ジーニー
:やめなさい、やめて、やめて、 ねえ。
会ったばかりでちょっと押し付けがましいかもしれないんだけど・・・ 私たちの場所に戻って泊まったらどうかしら?
キャロル・アン: そうよ。
ステイシー:そうね。
コリン
: じゃあ、いや、ほら、そんなに迷惑じゃなかったら。
キャロル・アン : とんでもない!
でも、1つだけ問題があるの。
コリン
何?
ジーニー
あのね、 私たちって、ほら、 そんなにリッチってわけじゃないのよね。
だから小さなベッドが1つあるだけで、 ソファーもないの。
: だから私たち3人とシェアしなきゃいけないの。
キャロル・アン: それにこんなに寒い、寒い夜は、 ぎゅうぎゅうで汗だくとかになちゃうの。
ジーニー :そうなの。
ステイシー : それに、私たち、 パジャマだって買えないの。
コリン
:ええっ?
ジーニー
ってことは... 裸ってことなの。
コリン
いや、いや、大丈夫だと思う。
女3人
:よかった。
キャロル・アン:ええと... 実はもっとぎゅうぎゅう詰めにになっちゃうっていう問題があるの・・・ ハリエットのことよ。
あなたはまだハリエットに会ってないの
コリン
4人目がいるの?
女3人
:ええ。
ステイシー : 心配しないで。 絶対彼女のこと気にいるわ、 だって彼女、 「セクシーな子」だから。
コリン
: ほんとに?
女3人
:そうよ。
Praise the Lord ありがたい
Christian クリスチャン, キリスト教徒
Cheers 乾杯 ②
COLIN : Praise the Lord!
CAROL-ANNE: Oh, and he's a Christian.
ALL
: Cheers.
Praise the Lord
= God [Heaven] to be praised!
神への感謝を表し、賛美歌などによく見られる表現。
Cheers
(英) では. Thanks のように、 軽いお礼の意味でもよく使われる。
コリン
神様、ありがとう!
キャロル・アン:あら、 彼ってクリスチャンなのね。
全員
: 乾杯。
one present only each o
mummy(英) ママ
traditional 恒例の、統的な
rip it ぴりっと破く、 剥ぎ取る
do you mind
if... ~しても構わないかしら
absent oneself 席をはずす。 欠席する
make sure 必ず〜するようにする[ 気をつける)
KAREN : One present only each tonight.
: Who's got one for Dad?
BERNIE
: I have.
HARRY : No, let Mummy go first.
BERNIE : I'll get it. I'll get it.
KAREN : No, no, no, no. I want to choose mine. I want to choose mine.
: I think I want... this one.
HARRY
: I have, of course, bought you the traditional scarf as well but this is my other, slightly special, personal one.
KAREN : Thank you. That's a real first.
BERNIE : Rip it!
: What is it?
: I'm going to...
: All right, I'll rip it.
: God, that's a surprise.
: What is it?
KAREN : It's a CD. Joni Mitchell, wow.
HARRY : To continue your emotional education.
KAREN : Yes. Goodness. That's great.
HARRY : My brilliant wife.
: Ah! Yes. Actually, do you mind if I just absent myself for a second?
: All that ice cream.
: Er... Darling, could you make, just make sure the kids are ready to go?
one present only each
= We can unwrap one present only for each of us.
サンタクロースはクリスマスの夜、 皆が眠っている間にプレゼントを持ってくることになっているので、ここでカレンが開けてもいいと言っているプレゼントとは、クリスマスツリーの下にクリスマス当日よりも前から置いてある友人や家族から贈られたもののこと。 一般的にプレゼントを開けるのはクリスマス当日で、それより前に包みを開けることはしない。
mummy
= (米) mommy
成長とともに呼び方も変わる。
mama[ma]→mummy→mum
mommy mom
dada-daddy-dad
mother, fatherは改まった場合。
mummy には 「ミイラ」 の意味も。
do you mind if
許可を求められた場合の答え方は、ハリーのように All right (いいよ) のほかにもいろいろとある。
了承する場合は、 No, go ahead; Not at all; Sure; No problem etc.
了承出来ない時は、 Sorry, but...;
Well [Actually], I'd rather you didn't etc.
カレン
今夜はひとり1つだけよ。
パパへのプレゼントを持ってるのは誰?
バーニー
僕だよ。
ハリー
:いいや、まずママに開けてもらおう。
バーニー
僕がとってあげる、 僕がとってあげる。
カレン
: だめ、だめ、だめ、だめよ。 ママは自分で選びたいの。 自分で選びたいのよ。
これが・・・みたいかな。
ハリー
僕は、もちろん、 恒例のスカーフも買ったけど、これはもう1つの、 ちょっとだけ特別で、個人的なプレゼントだよ。
カレン
ありがとう。 そんなの本当に初めてね。
バーニー
破って!
デイジー
何かな?
カレン
:それじゃあ・・・
: いいわ、 破るわよ。
:まあ、 びっくりだわ。
デイジー
何なの?
カレン
CDよ。 ジョニ・ミッチェル、 ワォ。
ハリー
: 情操養育を続けてもらうためにね。
カレン
:そうね。 驚いたわ。 素敵。
ハリー
僕の素晴らしい妻に。
カレン
:ああ! そうね。 ところで、 ちょっとだけ失礼していいかしら?
: I'll be back in a minute.
HARRY
: All right, all right, take it easy.
カレン
すぐ戻ります。
ハリー
わかった、いいよ、 落ち着いて。
try on o
in front of ~の前で
weep しくしくなく, 泣き悲む
while ~している間
regain one's composure 落ち着きを取り戻す ②
horribly late ものすごく遅れて
: Oh, my God. It's a miracle.
: You're all dressed.
: Come on, come on, come on, we're horribly late.
: Come on, then.
: In the car. In the car.
HARRY
: Come on.
try on
「試しに身につけてみる」、「試着する」 という意味の成句。
- Can I try this on? (これを試着してもいいですか?)
in front of
「〜の前で」 という意味の副詞表現。 反対に 「~の後ろに」 は at the back ofや behind という。
weep
一般的に 「泣く」 という意味で使われる語は cry だが、 泣き方を表す語は他にもたくさんある。 この weep は 「しくしくと泣く」という意味で、声を出して泣くのではなく、涙を流すことに主眼を置いた語。
shed tears もまた 「涙を流す」 という味。 sob は 「すすり泣く」。 wail は 「嘆き悲しむ、 泣き叫ぶ」という意味。
while
「~をしながら、~をしている間」 という意味の接続語。 ここでのように while 以下の主語が主節の主語と一致している場合は、主語とbe動詞を省略することができる。主語が異なる場合は、以下のように文章で表す。
- He came home while I was sleeping. (私が眠っている間に彼は帰ってきた)
regain one's composure
regain は 「取り戻す、 回復する」、composure は 「平静、 沈着」 の意味。
- keep one's composure (平静を保つ)
lose one's composure (落ち着きを失う)
horribly late
面白い 「遅れ方」の表現のひとつに、fashionably late (適度に遅れて) がある。 例えばホームパーティーなどでは早めに到着すると、 ホストの準備の邪魔になるため、 開始時刻を5分から15分過ぎたくらいに訪れるのがよいのでは、とされているが、一概には言えない。
カレン
:まあ、驚いた。 奇跡だわ。
衣装に着替えたのね。
: さあ、ほら、行きましょう、 ものすごく遅れちゃったわ。
早く、 さあ。
車に乗って。 車の中へ。
ハリー
:おいで。
By the way o
wee とても小さな, ちっぽけな
motherless 母のいない
mongrel o
DANIEL
: Has she noticed you yet?
SAM
: No. But you know the thing about romances.
: People only get together right at the very end.
DANIEL
: Of course.
SAM
: By the way, I feel bad.
: I never ask you how your love life is going.
DANIEL
: Er-huh! No. As you know, that was a done deal long ago.
: Unless of course, Claudia Schiffer calls... in which case I want you out of this house straight away, you wee motherless mongrel.
SAM
:Oh!
DANIEL
: No, no. We'll want to have sex in every room, including yours.
By the way
「ところで、 ちなみに」 という意味で話題を変える時に用いる表現。 基本的には、それまでの話の筋からそれる時に断りを入れる意図で使うが、 反対に、 それまでの雑談を終えていよいよ本題に入るときなどにも用いることがある。
motherless
名詞に-lessをつけることで 「〜のない」という意味の形容詞になる。 stainless「曇り/汚れのない」 homeless 「家のない」など日本語でもおなじみの語も多い。
動物に対して使う時は「雑種」という意味だが、 「混血児」 という意味で人に対して使うと蔑視するニュアンスが含まれる。
ダニエル
: 彼女、君に気づいた?
サム
: まだ。 でもロマンスってやつ、 わかるでしょ。
最後の最後で一緒になるんだ。
ダニエル
:そうとも
サム
ところで、 僕、 悪い気がする。
一度もダニエルの恋愛生活がどんなだか聞いてないから。
ダニエル
ええっ!だめだ。 わかってるだろう、 もうとっくの昔に終わったんだ。
:もちろん、 クラウディア・シファーが電話してくれれば別だが... その時は君にこの家からすぐさま出て行ってもらうからな、このチビでママなし坊主くん。
サム
ええ!
ダニエル
: だめだ だめだ。 俺たちは君の部屋も含めて、どこででもセックスしたいからな。
break the news 驚くような知らせを伝える
partygoer パーティーによく行く人, パーティーの参加者
listen in o
UK イギリス, 英国 o
the big question is o
the Radio One chart show
unexpected 予期しない 思いがけない、意外な
DJ
: It's a rainy Christmas Eve all over the UK and the big question is who is number one on the Radio One chart show tonight?
: Is it Blue or the unexpected Christmas sensation from Billy Mack?
: Well, you might have guessed it although you may not believe it.
: It's Billy Mack.
JOE
: You are the champion!
: Shh.
break the news
breaking news は 「ニュース速報」 のこと
listen in
電話や他人の話を盗み聞きすること。
- She was listening in to her husband's private calls. (彼女は夫の電話を盗み聞きしていた)
UK
= the United Kingdom
= (公式名) the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland.
the big question is
「大きな問題は」 「一番の関心ごとは」 などといった意味の間投詞句。
the Radio One chart show
Radio One は BBCが運営するラジオ局で、91年より24時間放送になった。 音楽番組に特化しており、 主に15歳から29歳の聴取者をターゲットにしている。
The Radio One chart show はシングル売り上げ Top40 を紹介する番組。 ここでDJを演じているのは 2003年当時、番組ホスト役を引き継いだばかりの Wes Butters である。 なおこの番組は少しず名前や時間帯を変えながらも今日まで続いている長寿番組である。
DJ
: 今日はイギリス中で雨模様のクリスマス・イヴとなりましたが一番知りたいのは今夜の「ラジオ・ワン・チャート・ショー』 で誰がナンバー・ワンかということです。
:ブルーかそれとも予想外のクリスマス旋風を巻き起こしたビリー・マックか?
さて、あなたも信じられないかもしれないけれど予想してたんじゃないかな。
: ナンバー・ワンはビリー・マックです。
ジョー
:お前がチャンピオンさ!
し一つ。
live 生放送のライブの
across the nation 全国に渡って
either A or B AまたはBのどちらか
behave like ~のように振る舞
loser 敗者 負け犬
get drunk 酔っ払う
hang up 電話を切る p.123
be ooded by ~で溢れかえる
glamorous 華やかな, 豪華な魅力的な
the latter 後者
crapくず くだらないもの
DJ
: Hi, Billy.
BILLY
: Hello.
DJ
: We're live across the nation and you're number one.
: How will you be celebrating?
BILLY
: I don't know.
: Er, either I could behave like a real rock and roll loser and get drunk with my fat manager... or, when I hang up, I'll be flooded by invitations to a large number of glamorous parties.
DJ
: Let's hope it's the latter.
: And here it is.
: Number one, from Billy Mack, it's 'Christmas Is All Around.'
BILLY : Oh, Jesus, not that crap again.
live
「住む、 生きる、暮らす」 という意味の動詞 live [liv] とは違い [läiv]と発音する。
either A or B
either の発音は (米) [i:ðar] (英) [ãiðor]と異なる。
get drunk
drinkの過去形 過去分詞はdrunko
drank-
- 飲酒運転は (米) drive drunk (英)drinking and driving. 飲酒運転者は (米)drunk driver. (英) drinking driver
be flooded by
flood は 「氾濫する、 あふれかえる、 多数押し寄せる」という意味の動詞。 Be flooded by で 「(対応しきれないほどの)手紙や電話を受ける」という意味になる。
Invitations will flood in (招待が殺到する) とも言えるが、ここのように受け身形にすることで、 招待を受け取る自分に主眼が置かれた表現にできる。 またbyは with でも置き換え可能。
the latter
the former (前者)
DJ
やあ、ビリー。
ビリー
:もしもし。
DJ
全国生放送でお送りしていますが、 あなたがナンバーワンです。
どんな風にお祝いしますか?
ビリー
わからん。
ああ、本物のロックン・ロールの負け犬らしくふるまって俺のデブのマネージャーと呑んだくれるか・・・ それとも、 電話を切ったら、山ほどの華やかなパーティーへの招待が殺到することになるかだな。
DJ
後者であることを祈りましょう。
: それでは、 どうぞ。
:ナンバーワンです、 ビリー・マックから、*Christmas is All Around' です。
ピリー
:ああ、まったく、 またあのゴミソングはやめてくれ。
WOMAN
: Bill, it's for you, babe.
女
ビリー、 あなたによ。
Elton エルトン・ジョン o
embarrassingly 恥ずかしくなるくらい 困惑するほど
BILLY
: Hello. Elton. O...of course. O...of course.
: Send an embarrassingly big car and I'll be there.
: It's gonna be a very good Christmas.
Elton
Sir Elton Hercules John, CBE(1947-) イングランド出身のミュージシャン、音楽プロデューサー。 Your Song, Can You Feel The Love Tonight, Candle In The Wind: A Princess Diana Tribute など、数々のヒット曲で知られ、シングル アルバム合わせて総売上が3億枚に達したという。また、同性愛者であることが知られている彼は、ドイツ人女性と結婚・離婚後、 同性婚が合法化された2014年に20数年来のパートナーであった映画監督の男性と結婚した。
ビリー
:もしもし。 エルトン。 も··· もちろん。 も ・・・もちろんだとも。
: とんでもないくらいばかでかい車を寄こしてくれりゃ行くよ。
いいクリスマスになるぞ。
front steps エルトン・ジョン
JOHN
: Right.
JUDY
: I'd better be getting inside, actually.
: My mum and... you know.
JOHN
: Of course, yes. It's getting a bit cold.
: Erm... Well, good night.
JUDY
: Night.
JOHN
: Er... Er... OK.
front steps
二段のみのちょっとした段差ではなく, しっかりと階段状になっている。 ジジュディの家のような建物はジョージアン様式と呼ばれ、 集合住宅として英国内に広く普及している。 半地下があるのが典型的な造りなので、この場面でみられるように玄関まで階段を昇り降りすることになる。 縦長の住宅が連結して集合住宅として機能している。
ジョン
じゃあ
ジュディ
中に入らないと、 もう。
母と... ほら。
ジョン
:そうだよね、 うん。 ちょっと寒くなってきたし。
あの・・・じゃあ、おやすみ。
ジュディ
おやすみ。
ジョン
えっと... その・・・ それじゃ。
Judy kisses John.
JUDY
: All I want for Christmas... is you.
JOHN
Right. Thank you. Good. Good night. Ha, ha, ha! Ho.
All I want for Christmas is you
=All that I want for Christmas is you; The only thing | want for Christmas is you
マライヤキャリーのヒット曲の歌詞を引用したとも考えられる。
ジュディがジョンにキスをする。
ジュディ
クリスマスに欲しいのは・・・ あなただけよ。
ジョン
:そう。 ありがとう。 よかった。 おやすみ。 ハ、ハハ! ホー。
festive (クリスマスなどの) お祝いの, お祭りの (英) クリスマスの
splendid 素晴らしい すごい
I'm off もう行くよ。 失礼します
SISTER
: Oh, look, everyone, it's Uncle Jamie.
KIDS
: Hi, Uncle Jamie!
JAMIE
: Yes, oh, splendid. It's lovely, it's lovely to see you all.
: And, er... I'm off, actually.
MOTHER: But Jamie, darling.
JAMIE
: Sorry. Man's gotta do what a man's gotta do.
GIRL 1
: I hate Uncle Jamie!
GIRL 2
: I hate Uncle Jamie.
BOY
: I hate Uncle Jamie.
festive
in a festive mood で 「お祭り気分で」「祝賀ムードで」 の意味でも使われる。
I'm off
=lmust be off; I better be off[going]:
I've got to go now; I gotta get going
■ (A) Man's gotta do... gotta do
= There are some things that a man just has to do
名俳優ジョン・ウェインが似たセリフを出演作の中で発するため、 ウェインの名セリフと誤解している人が多いが、 実はこの表現は、アメリカの小説家ジョン アーンストスタインベック (1902-1968) が著書 「怒りの葡萄」の中に記し一節 (18章): know this a man got to do what he got to do, I can't tell you. I don't think they's luck or bad luck. On'y one thing in the worl' I'm sure of, an' that's I'm sure nobody got a right to mess with a fella's life. He got to do it all hisself, Help im, maybe, but not tell him what to do."
妹
あら、ほら、みんな、 ジェイミーおじさんよ。
子供たち
:こんにちは、 ジェイミーおじさん!
ジェイミー
: ああ、おや、 すごいな。 嬉しいよ、みんなに会えて嬉しいよ。
:それじゃあ、ああ・・・ 行かなきゃ、 実は。
母
:でも、 ジェイミー、 あなた。
ジェイミー:ごめんよ。 男にはやらなきゃならないことがある。
少女1 :ジェイミーおじさんなんて嫌い!
少女2 :ジェイミーおじさんなんて嫌い!
少年
:ジェイミーおじさんなんて嫌い!
Gatwick Airport ガトウィック空港の
fast as you can o
JAMIE
: Gatwick Airport, please.
: Fast as you can.
Gatwick Airport
ヒースロー空港に次いで、英国で2番目に大きい空港。
fast as you can
= Could you drive [Go]as fast as you can?
ジェイミー:ガトウィック空港まで、 頼む。
:できるだけ速く。
KARL
: Night, Sarah.
SARAH
: Night, Karl.
KARL
: I, er... Merry Christmas.
SARAH
: Merry Christmas.
Merry Christmas
= Happy Christmas (英国でよく聞かれる)
クリスマスシーズンの挨拶。
Happy Holidays は、 クリスマスを祝わないキリスト教以外の人にも使える表現。
例えば、米国では、 ほぼクリスマスの同じ時期に、 「光の祭り」とも呼ばれるユダヤ教の祭り Hanukkah (ハヌカ) があったり、 アフリカ系アメリカ人がそのルーツを祝うKwanzza (クワンザ) があり、祝う言葉はそれぞれ、 Happy Hanukkah や Happy Kwanzza であって、 Merry [Happy] Christmas はふさわしくない。 よって、 どの人々にも使えるように、 Happy Holidays を使うのが主流になっている。
カール
: おやすみ、サラ。
サラ
おやすみ、 カール。
カール
僕は、その・・・ メリー・クリスマス。
サラ
: メリー・クリスマス。
make a phone call 電話をかける
party o
SARAH
: Hi, babe, how's it going?
: Yeah. Is it all party, party, party down there?
party
Sarah は [part] という (米) の発音をしているが、 (英) [pa:ti] と発音する p.50 の Alex と英米の違いがよく分かる。
サラ
:もしもし、 元気にしてる?
ええ、そっちはパーティー、パーティー、 パーティーばっかりじゃない?
DANIEL
: Sam, time for dinner.
SAM
: I'm not hungry.
DANIEL
: Sam, I've done chicken kebabs.
SAM
: Look at the sign on the door.
kebab
トルコが発祥とされる、中東地域でよく食べられている料理。 味付けした肉や魚、野菜を串に刺してローストしたもの。
ここでは鶏肉を使ったチキンケパプ。 ドネルケバブと呼ばれるものは、スライスした肉を何層にも垂直に重ねて串に刺し、大きな塊にして回転させながらローストしたあとに削ぎ取って食べるもの。
ダニエル
サム、夕食の時間だぞ。
サム
: お腹空いてない。
ダニエル
: サム、チキン・ケバブを作ったよ。
サム
ドアのサインを見て。
DANIEL : Right.
マイケル
わかった。
care facility 介護 [ケア] 施設
wrap 巻く
MICHAEL: It's a little long.
マイケル: ちょっと長いわね。
[http://
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I'll get it 私が出るわ
JULIET : I'll get it.
II'll get it
「電話のベルや玄関の呼び鈴、ノックに出る」 の意味。 ちなみに、 Cockney(コックニー) と呼ばれる労働者階級のロンドン訛りでは、get on the dog 「電話を取る」という意味の表現がある。 これはもともとphoneをdog and boneと言い換えたrhyming slang (押韻スラング) だったが、 boneが省略されるようになったため、 韻を踏む要素 (boneとphone) がなくなり、 隠語となった。
ジュリエット: 私が出るわ。
この映画の魅力について
「この映画を観た人に、 元気で幸せな気分になってもらいたい」と、監督のリチャード・カーティスは語る。 彼の作品の常連であるヒュー・グラントも 「人生を楽しもうというリチャードの楽観主義がよく出た映画だ」と指摘するように、 本作はカーティス監督の生き方が反映された feel-good movie であり、 それがこの映画の魅力である。
その「魅力」を分析してみると、まずは本作が「楽しく笑える」 コメディー映画であることが挙げられる。 シンプルなジョークから、 英国流のウイットに富んだ皮肉やちょっと下品なギャグまで多彩な笑いが満載だ。 チクリと社会を風刺してみせたり、さりげなく音楽ネタや、 映画ネタを散りばめてみせたりと、なかなか手が込んでいて面白い。 ヒュー・グラントの演じる首相のように「真顔でさらりと冗談を言う」 典型的な英国人のユーモアに加え、 英国首相の渾身のダンスやコリン・ファース扮する小説家が池に飛び込むダイブ (彼のカーティス作品におけるお約束)のような体を張った場面も必見だ。 また、 本作のコメディー要素をしっかり支えている2人、 上品にさりげなくクスッとさせてくれるローワン・アトキンソンと、少々過激でハラハラさせつつ笑わせてくれるビルナイの演技も見逃せない。
そして、本作の2つ目の魅力は「共感できる」 ロマンス映画であること。 本作では9つのラブストーリー―社会的立場を超えた恋、 長年苦楽を共にした友情、 言葉の壁を超えた愛、 揺れる夫婦愛 報われない恋、 義父と息子の愛、 夢見た相手を諦めた恋、 国境を超えた恋、 訳あり仕事から芽生えた恋が描かれ、観る人それぞれに感情移入のできる物語が見つかるようになっている。物語は、 クリスマスという 「特別な「時」を共有し、 それに導かれるようにそれぞれの愛が結実を迎える。 なかでも多くの共感を呼んだのは、 言葉の壁を超えた正面突破のプロポーズと、 叶わぬ恋にけじめをつける無言の紙芝居告白であるが、 こうした心に響くいろいろな「愛」が私たちに感動を与えてくれる。
そして、3つ目の魅力は「音楽」である。 音楽好きのカーティス監督は自らの作品は 「英国映画というより英国のポップ・ミュージックみた「いなものだ」と表現するほど、 彼の作品はいつもポップ・ミュージックと共にあった。 本作もまた然り。(p.178 参照) クレイグ・アームストロングの全編を優しく包み込む美しいオーケストラ・スコアと、要所要所で登場人物とリンクさせたどこか懐かしいポップ・ミュージックが、いつの間にか私たちの心に寄り添って私たちを元気に、そして幸せな気持ちにしてくれるのである。
また、豪華俳優陣も魅力の1つである (p.10-11 参照)。 次から次へと登場する彼らを眺めているだけでも癒されるのだが、特筆すべきは本作が後に活躍することとなる多くの俳優たちを輩出している点だ。 最近ではマーティン・フリーマンやキウェテル・イジョフォー、アンドリュー・リンカーンもそれぞれ主役を務めるほどの活躍を見せている。 こんな 「先見の「明」のあった本作を、今一度キャストの成長と合わせて観るのも面白い。
最後に、 英語学習という視点から。英国を舞台とする本作では階級を背景とした特徴的な英語に触れることができる。 例えば、 首相デイヴィッドはいわゆるRP=ReceivedPronunciation (容認発音) で話し、下町育ちのナタリーの英語には、Cockney と呼ばれるロンドン訛りの特徴が見られる。 最近増えているその中間の Estuary English (河口域英語)にも注目である。 さらに、本作では米語との比較ができるのも嬉しいところ。 このように、色々な英語に触れられるのもこの映画の魅力の1つである。
というわけで、 元気が足りないと感じた時は、 特効薬 Love Actuallyをぜひお試しあれ。
久米 和代 (名古屋大学)
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