"THE SWEETEST THING"『クリスティーナの好きなコト』SCREENPLAY5対訳Off to Somerset
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クリスティーナのアパート一朝一寝ているクリスティーナの指にコニーが歯磨きペーストをつける。 それから彼女の顔を羽根で撫でるクリスティーナが顔中を歯磨きペーストで塗ることになる。
クリスティーナは嫌々ながらベッドから出る。
コートニー : ほら、お願い。 起きて。
クリスティーナがドアを開ける。 ほとんど全裸のホット・セックスが廊下に立っている。
ホット・セックスは自分の陰部を隠していた小さなタオルを落とす。
TIME
00:34:31
I causing her... face.
寝ているクリスティーナの指に歯磨き粉を塗っていたため、 くすぐられて目覚めた時、 何も知らずに顔をぬぐって、 顔が歯磨き粉だらけになった様子の描写。
■ Gucci
1923年、 Guccio Gucci が高級皮革製品の店をフィレンチェに創業した衣料 装飾品のプランド。 品質保証のため、 世界で初めてデザイナ一の名前を入れて商品を販売し、 ブランド商品の元祖となる。 創業者が考案した自らの頭文字をあしらったダブルGのモノグラムは有名。
☐dang it
= damn it
bathroom
= restroom
cock ペニス
pain 痛み, 苦痛
stupid 馬鹿な
purse ハンドバッグ
couch カウチ
wrap 巻き付ける
make it たどり着く、到着する、間に合う
クリスティーナ: まあ・・・
ホットセックスはトイレに駆け込む。
コートニーとクリスティーナは居間に入る。 ジェーンが彼女の寝室から出くる。 明らかに痛みから膣を押さえている
Oh, my God. をもじった表現。 あまりのことに言葉をなくしながらも、見たものをそのまま茶化して言っている。
■Advil
薬の名前。イププロフェンが成分。 解熱鎮痛効果 消炎作用がある。
wrap
日本語の「ラッピング」 とは 「物を包む」というこの意味から来ている。
some small freak ass town
とぼけたクリスティーナにイライラした気持ちがfreak や assに表れている。
three hours north
「北へ3時間行った所」
かかる時間を文中で形容詞的に使うことがある。
- It's a five-minute walk to the subway.
(地下鉄まで歩いて5分)
admit 認める
sort 種類
vulnerable 傷つく。 (精神的に)もろい
put on 着る
take 進路を取る
get off ~を降りる
back seat 後部座席
whiff ぶんとくる香り, におい
awful ひどい
Ew げーっ、おえー
車内一コートニーの車一昼ーコートニーとクリスティーナはハイウェイを走行する。 コートニーは地図を見ながら運転する。
コートニーは地図を後部席に投げる。
クリスティーナはプンとするひどい臭いを嗅ぐ。
which
冗談を言っている人が口にすることの50%は本当のことだというコートニーの勝手な統計。
do
動詞の強調。 特に意味はない。
- I do want to see him (ぜひ彼に会いたいものだ)
That was a nice one
弁護士であるコートニーに対するほめ言葉。 クリスティーナを説得するための論述は仕事で論戦をやっているコートニーの弁論力の見せ所。ジェーンの nice one というほめ言葉が生きている。
「気をつける」という意味もある。
- Watch your step! (足下気をつけて)
■I got it
「わかってる 了解」
■think... it
地図を見ていて目的地があったということ。
■one-forty
国道の番号。 後に出てくる ninety-five も同様。
no problem
難なく目的地である教会に行けるわよというコレートニーの自信たっぷりな言葉。
ta da
「ダダーン、ジャーン」 と、 人が物を披露する時に発する陽気な声。
Ew
不快感を表す発声。
What is what?
"What is that?" と言うクリスティーナの問いかけに対して、 「何って何?」と問い直している文。
be used to ~に慣れる
scary 恐い
moldy かび臭い
like たぶん, おそらく
come to think of it 考えてみると
ass 汚い物
find out 見つけだす。 究明する
crap ごみくず
crawl 這う
poononny ヴァギナ
odor におい
department ~関係 ~系
leftover 食べ残し
tin foil アルミホイル
swan 白鳥
クリスティーナは後部に移り、 臭いを発している場所を突き止める。
コートニー : だめ、だめ。 座って
クリスティーナ:見つけ出さないと・・・
コートニー:まったく。
クリスティーナ あら、ごめんなさい。
クリスティーナは、レストランの食べ残しのお持ち帰りがアルミ箔で白鳥のように包まれているのを見つける。
must be
「~に違いない」
- He must be Steven's brother. (彼はステディープンの兄さんに違いない)
gotta
= got to; have to
department
わざと大げさな言葉を使っておもしろく言う場合に使う表現。
Neither have I
"I have never, ever had any complaints"
いうコートニーの発言に対して、 「私もよ」 と言っている。 neither +動詞(助動詞) +主語の順番で、 「~も~でない」 という意味。
- "I am not a vegetarian." "Neither am I."
「私はベジタリアンではありません」 「私もです」)
leftover
レストランなどで食べ切れなかったものは、"Could you pack this, please." や "Can I
have a box for this?" などと店員に頼めば、持ち帰り用のパッケージに入れてくれる。
teem with でいっぱいである。がいっぱいいる
disgusting 愛想がつきるような、に嫌な
nasty 不潔な, 不快な
flesh 肉
windshield フロントガラス
splatter ぶちまける, 散乱させる
content 中身
rush 全速力で走る
ladies' room 女性用トイレ
occupied 使用中の
lamb 子羊
curry カレー
shit out 排泄する
vital 極めて重要な, 致命的な
flesh
- There's no flesh to her. (彼女には肉がついていない)
flesh and blood は、 「肉親、 骨肉、身内」という意味。
■splatter
流血描写などで観客を圧倒するような恐怖映画を splatter movie と言う。 アメリカの恐怖映画専門家 John Mackerty が1980年代前半に自著で考案した用語。 splatter movies は、Bob Fantaco Enterprise 社の登録商標。
Someone's in here.
トイレを使用中の人が言う言葉で、「入っています」 という意味。
■ It might... while
「ちょっと時間がかかるかも」
Let me put it this way
「こんな風に言い換えましょう」
- Let me put it in another way. (言い換えさせてください)
Buick
「ピューイック級の」
Buick は、米国ゼネラル・モーターズ社製の大型車 Buick LeSabre のこと。 ここでは、 排便の量が大量であることの比喩として使われている。
ew
不快感を表す間投詞。
クリスティーナ: うぇうぇー。
何よ?
スティーナが白鳥を開けると、 中には蛆虫がいっぱいいる。
女は白鳥型のアルミ箔を惹から放り投げる。
アルミ箔は白鳥のような形をしているので、 クリスティーナが窓から投げ出すと、鳥のように飛ぶ。 白鳥はフロントガラスにまっしぐらに飛んできて、中身をそこいら中に飛び散らす。
屋外一駐車場一昼女性たちは車を出て女性用トイレへと急ぐ。
2人はトイレが使用中であると知る。
hello もしもし、あの一
clear 誰もいない
stinky 悪臭がする
feel like 〜みたいな気がする
all over ~の全体に
tickle くすぐる
back 背中
pee おしっこをする
stall 個室トイレ
urinal 男性用便器
Bandoo バンドゥー
Venus ヴィーナス
play with もてあそぶ
goo 精液
lead to ~に続く、~に通じる
内一男性用トイレー昼ークリスティーナとコートニーは男性用トイレにび込む。
コートニーはクリスティーナの背中をくすぐって、 蛆虫が這っていると思わせる。
コートニー : もういや、いやよ。
あなたって本当にむかつくわ・・・
クリスティーナはトイレに入る。 一方、 コートニーは男性用便器を使って用を足す。
クリスティーナはトイレに入って落書きを読む。
クリスティーナは用を足すと立ち上がって更に落書きを読む。 大きな黄色いレンガの道が書かれており、それが口のところに穴の開いている大きなロッカースパニエル犬へと続いている。
hello
応答を期待して、 相手の有無を確かめる問いかけ。
- Hello? Is somebody there? (あのー、 どなたかいらっしゃいますか?)
all over
- We received letters from all over the world. (世界中からお便りをいただいております)
so that
「それで、そのため、 その結果」
- Jane gave me a call late at night, so that | couldn't sleep well. (ジェーンって夜遅く電話かけてきたのでよく眠れなかった)
graffiti
壁やトイレなどの落書きのこと。
Venus
ローマ神話の恋愛の女神。 Bandoo と canoe、Venus と penis が韻を踏んでいる。
darn
= damn
cocker spaniel
コッカースパニエル。 山シギ猟のため、 小型のスパニエルから作られた犬種。 繊細で物覚えがよい。
doggie ワンちゃん
puppy 子犬
flush トイレの水を流す
Damn it しまった。 ちくしょう
crap (俗) くそ
penis ペニス, 陰茎
poke... in the... (人の身体の部物)を突く、 つつくの
burst 破裂する
soak びしょぬれにする
Goddamn it (怒り,当惑, 驚きなど) くそっ、いまいましい
whore (古) あばずれ女
fucking (車) ひどく。
compassion 同情
go blind 目が見えなくなる, 失明する。
コートニーは便器の水を流そうとする。 一方、 クリスティーナは犬の口の中を覗き込む。
コートニー : ほら、出てよ。
穴からペニスが出てきてクリスティーナの目を突く。
小便器のパイプが破裂し、 2人ともずぶぬれになる。
屋外駐車場一昼ーコートニーとクリスティーナがブランコに乗っている。
クリスティーナが以前飼っていた犬の名前。
It's on... hands
男性用トイレで苦心しておしっこをしていたものの、手にかけてしまったということ。
Damn it
よく使われる表現だが、 現在でも教養のある人は使用を避ける傾向がある。
poke... in the...
- She poked me in the ribs. (彼女は私のわき腹をつついた)
soak
- The sudden rain soaked our clothes.
(にわか雨で服がびしょぬれになった)
Goddamn it
= God damn
主に米男性略式
■How could you...?
遺憾、驚きを示して相手のへまなどを咎めるときの決まり文句。
- How could you do this to me? (どうしてそのようなことを私にしたの)
glory hole
通常は物置を意味するが、ここでは俗語でオーラルセックス用のトイレの壁の穴のことを言っている。
got fucked in the eye
目にペニスが飛び込んできたので、ここでは目に性行為をされる、という意味。
fucking
語気を強めるだけで特に意味はない。
- You fucking fool. (このくそばかたれ)
go blind
= turn blind; become blind
go….. は、 ~の状態になる。 通例正常な状態からの逸脱を表し、好ましくない意味で用いる。
could
形は過去形だが、現時点における可能性 推量を表す。
you're pregnant
ここでは、コートニーは目が大丈夫か点検してあげながらも、クリスティナをからかって、ペニスで目を突かれた彼女に妊娠していると言っている。
カクテル
アルコールの強い酒類に、 ジュースや蜂蜜などを加えて飲みやすくするということは、酒の誕生と同時期からあったが、現在のようなカクテルが作られるようになったのは、 18世紀産業革命以降と言われている。 ミュンヘン工業大学の教授であったカール・フォン・リンデが、 1873から1876年にかけてアンモニア高圧冷却機の開発を進め、1879年に製氷機を販売する会社を創立した。 この製氷機の発明が、 カクテルを生み出す原動力となった。
また、1920年1月に施行されてから1933年まで、 国内で酒の製造、飲酒を禁じたアメリカの禁酒法も、カクテルの普及に一役買っている。 宗教上の理200 由と、飲酒による労働力低下を防止するという理由が、 法律制定のきっかけである。 しかし、現実には密輸入や密造が横行した。
この時代の禁酒法下のシカゴを舞台とし、この頃暗躍したギャングのボス、アル・カポネ (ロバート・デニーロ)とFBI捜査官のエリオット・ネス (ケビン・コスナー) を描いたのが、 映画『アンタッチャブル』 (1987) である。この時期に密造された質の悪い酒をおいしく飲むために、 カクテルの技術が発展した。カクテルにはエピソードがつきものである。 代表的なものを右にあげる。
* マルガリータ (Margarita) : 女性の名前。 1949年、ロスのバーテンダー、ジャン・デュレッサーが考案し、 一緒に狩猟に出かけた時に流れ弾があたって死んだ恋人の名前をつけた。 その年のカクテルコンテストに入選。 グラスの縁のスノースタイル(塩) は涙の味と言われる。
* モスコミュール (Moscow Mule) : モスクワのラバの意。 アメリカでは酒が効いてきたことを、 「ラバに蹴られた」 と表現する。 ロスのレストランの支配人が、売れ行きの悪いジンジャーエールを売るためにこのカクテルを作り、その後同じくウォッカの売れ行きで悩んでいた友人と共にキャンペーンを行ない、 ヒットとなった。
* ホーセズネック (Horse's Neck) : その名前の由来は、螺旋状のレモンの皮を飾っていること、 アメリカ26代大統領ルーズベルトが乗馬を楽しむ時に馬の首をなでながらいつも飲んでいたことなど、幾つかの説がある。 縁起がいいカクテルとして、アメリカの競馬関係者や競馬ファンに愛されている。
秋好 礼子
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